シャフトの基本情報

シャフト

定期的に取り替える必要性はあるのか?

シャフトは、グリップと違って劣化が遅いです。ですが、保管状態が悪いと錆びがしばしば出てくることがあります。中古商品には、「錆び浮あり」などと書かれている商品もあります。

シャフト選択のポイント

  1. 素材
  2. 重量
  3. 長さ
  4. キックポイント(調子)
  5. フレックス(硬さ)
  6. トルク(ねじれ)

素材

大きく分けて、カーボンとスチールに分かれます。

一昔前までは、カーボンは軽くて柔らかい、スチールは重くて硬いでしたが、技術の進歩により、これが通用しなくなってきています。

「カルカタ」と表現する軽くて硬いカーボンが出てきています。

2つの素材ですが、基本的には、ドライバー、フェアウェイウッドはほとんどが、カーボン製です。長いクラブなので、シャフトは軽くしなければ、なかなか振り切れるものではありませんから。。。

ユーティリティ、アイアン、ウェッジは、カーボン、スチールの両方があります。

重量

重ければ、それなりにパワーが必要になります。良く聞く話ですが「振り切れるもっとも重いクラブが良い」とありますが、自分が振り切れているかを判断するのが、難しいかと思います。これを判断するには、ある程度のラウンドを重ねなければ、出来ないです。

前半は、調子いいんだけど、後半に入るといつも調子を落とす方は、ちょっとだけクラブ重量が重いんだと思います。いろいろな判断がありますので、そのへんは、お任せするとして、メーカーの標準的なドライバーの重量は、270g~320g程度が販売されています。

各メーカーは、軽い系のシリーズ(270~290g程度)と重い系のシリーズ(290~320g)を出していることが多いです。

長さ

振り切るためには、長さも関係してきます。長いクラブの方が、振りづらいものです。

市販ドライバーは、45~46インチ程度のものが、多いです。中には、フォーティーンの長尺系ドライバーは、47.75インチってものありますが、数少ないです。

短い方が、ミート率は上がり、長くなるにつれて、ミート率は下がる傾向にあります。

ゴルフルールの制限は、パターを除き48インチ以内でなければならないとなっています。

キックポイント(調子)

キックポイント(調子)とは、シャフトの中でどの部分がしなりやすくなっているかを表したものです。表示には、手元調子、中調子、先調子の3つが標準です。中には、先中調子とか、元中調子などと表示されているものもあります。その他に、中調子と表示されているが、ダブルキックポイントと言って、手元側とヘッド側の箇所がしなりやすくなっているシャフトも存在しています。

まとめると大きく分けて

  • 手元調子
    グリップ側がしなりやすい
  • 中調子
    中間部分がしなりやすい
  • 先調子
    ヘッド側がしなりやすい
  • 中調子のダブルキックポイント
    手元側とヘッド側の2箇所がしなりやすい

一般的に、先調子は、ドローが打ちやすく、球が高く上がりやすいと言われています。手元調子は、フェードが打ちやすく、球が低くなりやすいと言われています。

フレックス(硬い)

表記上は柔らかい方から、L,A,R,SR,S,Xなどと表示されています。が、メーカーによっても、メーカー内でもモデルが違うだけでも、バラバラな基準にて表記されているのが現状です。

本当の意味では、振動数(1分間に何回振動するかの数値)が基準になれば、メーカーでの違いが出ないのですが・・・

短くなれば、振動数は、増えます。長くなれば、減ります。

一般的なドライバーは、230~250rpmの範囲のものが多いです。

トルク(ねじれ)

硬い素材に見えますが、シャフトもねじれが生じます。

シャフトの先端から30~40mmに一定の負荷をかけた時に生じるねじれを角度を数値化したものです。単位は、「度」です。

大きければ、ねじれがたくさん生じます。また、このトルク(ねじれ)は、フレックス(振動数)との相互関係があります。簡単に表現すれば、車のハンドルの遊びのようなもの。

スイングが不安定な方は、トルクが大きめ(4~5程度)のものの方が、ミスをカバーしてくれます。自分の意志をダイレクトに伝えたいなら、トルク少なめ(3~4程度)が、ドロー、フェードの打ち分けがしやすくなります。

主なメーカー

ドライバー&フェアウェイウッド

今までは各メーカーで、作成していることが多いです。ほとんどが、カーボン製。

最近は、シャフト専門メーカーと共同開発しているものも、増えてきています。

主なシャフト専門メーカー&ブランドは

※日本での販売商品

ユーティリティ&アイアン

以前は、トゥルーテンパーのダイナミックゴールド、日本シャフトのNS PROシリーズ、メーカーが作成したカーボンの3種類程度しかなかったのですが、多種多様になってきています。

主なシャフト専門メーカー&ブランドは

スチールシャフトには、節(ステップ)がある物と、ない物があります。昔は、節があるものしか作れなかったようですが、最近は、カーボンシャフトのように、節がないモノも、安価につくれるようになったそうです。

パター

パターは、99.5%スチールシャフトです。キックポイント、フレックス、トルクなどは、あまり関係がないので、一つの棒として考えられているようです。

まとめ

シャフトの基本情報を記載したかったんですが、ドライバーシャフトの話ばかりが多くなってしまったので、別記事には、ドライバー&フェアウェイウッドのシャフト、アイアンのシャフトと分けて書きたいと思います。

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