ゴルフグリップは、プレイヤーとの唯一の接点です。古びたグリップでは、グリップ力も弱くなってしまっているかもしれません。ほとんどのグリップは、ゴム製です。車のタイヤなどもそうですが、使用していなくてもゴム製品は劣化します。大切なパーツなので、基本的なことは、理解していてください。
定期的に取り替える必要性はあるのか?
月日が経つことで、劣化しますが、その他にも、汗、皮脂の汚れ、夏場の日焼け止めクリームなどの付着により、劣化が進みます。
一般的には、1~2年には一度、交換することをオススメしています。
グリップが、ツルツルになっていたり、指後がついて凹んでしまっていたらすぐにでも、交換する方が、ナイスショットに繋がってきます。
新品のグリップは、軽く握っても、手に吸い付く感じがします。そのような感覚が、すっかりない場合は、すぐに交換した方が良いでしょう。
また、中古商品の場合は、使用年数がわからないので、交換して使用を始める方が、気分的にも、機能的にも、良いでしょう。
グリップ選択のポイント
- 重量(重さ)
- 太さ
- 素材
- バックラインの有無
この4つがポイントになります。
重量(重さ)
最近の市販品の装着グリップは、50g前後が多いかと思います。グリップ重量は、各メーカーのサイトに表示されていることが多いので、確認してみて下さい。
ダンロップXXIOドライバーやテーラーメイドGLOIREドライバーなどは、40g前後のグリップを装着してクラブ重量を軽くしています。
グリップ交換前のものより軽くすると、総重量が軽くなるので振りやすさがありますが、ヘッドが重く感じスイングが不安定になることがあるので、十分注意して下さい。
グリップ交換前のものより重くすると、総重量が重くなるので振りずらく感じることがありますが、ヘッドが軽く感じスイングが安定することもあります。
クラブ全体の重量バランスを計測して、判断してください。
太さ
内径サイズがあり、M58,M60,M62が販売されています。メーカーサイトには、旧クラブの情報まできちんと表示しているメーカーもありますので、一度、自分のクラブメーカーのサイトをご覧ください。
- M58—内径が小さい分、ゴムの厚さがあり、装着するとちょっと太く感じることがあります
- M60—一般的なサイズです
- M62—ゴムが薄めになりますので、装着時、細くなることがあります
上記の内径サイズは、各メーカーでほぼ一緒ですが、外径サイズは、各メーカーで違っています。IOMIC,eliteのサイトには、外径サイズをキッチリと表示していますが、他メーカーのサイトでは、記述はありません。
素材
一般的には、ラバー(ゴム系素材)が一番多いですが、ラバーでもコード(糸)が組み込まれているものがあり、これは通常のラバーグリップより硬くなります。
通常のラバーグリップは雨の日はとても滑るので、コードを入れて滑りづらくしたものです。しかしながら、握った感覚は、コードなしより硬くなります。
また、ラバー素材ではありますが、エラストマー(樹脂)系素材を使ったグリップや、ラバーにシリカなどの素材を練りこんだものもあります。
各メーカーは、いろいろな素材にこだわって製品開発していますので、いろいろなメーカーの素材を手にしてみて下さい。
バックライン有無
グリップの裏側に縦に盛り上がったラインがあるグリップのことをバックライン有グリップと言います。手で触っても、なかなか感じれないくらいの出っ張りですが、握ると感じる程度のものです。
フェースを一定にしたい人は、バックライン有で、フェースを開いたり閉じたりしたい人は、バックライン無を選択すると良いかもしれません。
また、ドライバーは、開いたり閉じたりしないから、バックライン有で、アイアン、ウェッジは、開いたり閉じたりしないからバックライン無の選択もありですね。
主なメーカー
- ゴルフプライド(golf pride)
ラバーグリップの先駆けで、シェアNo.1のメーカーです。メーカー純正グリップは、コチラのメーカーが多いです。 - イオミック(iomic)
カラーグリップが豊富なメーカーで、松山英樹選手は、コチラのメーカーを使用しています。エラストマー素材を使っています。 - エリート(elite)
made in japanを売りにしているメーカーで、こちらもカラーバリエーションが豊富です。素材にはシリカを配合しています。 - スウサス(susas)
こちらも、made in japanを売りにしてますが、エラストマー素材を使っています。カラーバリエーションが豊富です。 - パーフェクトプロ(perfect pro)
こちらも、made in japanを売りにしてますが、ラバー素材を使っています。カラーバリエーションが豊富です。 - NO1(now on)
こちらも、made in japanを売りにしてますが、エラストマー素材を使っています。カラーバリエーションが豊富です。 - スーパーストローク(super stroke)
パターグリップのノーテーパー太グリップが代表製品のメーカーです。 - ラムキン(lamkin)
- ウィン(winn)
- カーマ(kama)
代表的なメーカーのみ、記載させていただきました。
通常グリップは、手元が太くて、先に行くほど細くなるようになっています。これをテーパーと呼びます。ノーテーパーは、手元も先も、同じ太さになっています。これによって、右手に余計な力を入れづらくなり、ストロークが安定するとメーカーサイトでは、記載されています。
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